サロンを開業したばかりの頃は、集客に苦労することが多いですよね。
ゼロからスタートした人は特に大変。
そんな時、つい頼りたくなるのが友達。
しかし、友達をお客様にすることにはメリットとデメリットが存在します。
友達をお客様にするメリット
- 最初の集客がしやすい
新しいビジネスを始めたばかりの頃は、知名度が低いためお客様を呼び込むのが難しいですが、友達に頼ることで最初の集客がスムーズに行えます。
- 口コミでの宣伝効果が出やすい
友達が実際にサロンを利用してくれることで、その体験をSNSや口コミで広めてくれることがあります。
これが新しいお客様を呼び込む力となります。
もちろん、口コミのお願いはして下さいね♪
- フィードバックが得やすい
親しい関係だからこそ、本音のフィードバックをもらいやすいです。
サービスの改善に役立てることができます。
友達をお客様にするデメリット
一方デメリットはどんなことでしょう。
- 料金設定が難しい
友達だからこそお金を取りにくいと感じ、つい安くしたり無料でサービスを提供してしまうことがあります。
友達の方も、「友達なんだから安くしてくれて当たり前だよね」という気持ちになる人も一定数います。
そして施術者のあなたも、友達から料金をいただきにくい、ということはないでしょうか。
それが当たり前になってしまうと、ビジネスとして成り立たなくなります。
- 関係がこじれることがある
友達がお客様として来ることにストレスを感じることもあります。
親友ならいざしらず、ママ友だったり、顔見知りの人だと、距離感が難しい場合もありますよね。
そうすると、友達からの期待が高くなりすぎて関係が悪化することもあります。
- 安価なサービスが習慣化する
一度安く提供すると、友達がそれを当然だと思い、継続的に安価なサービスを求めることがあります。
友達との付き合い方
どうしたら友達と上手く付き合えるでしょうか。
友達であり、お客様である、良好な関係を築くための方法は・・・
1 料金はしっかり設定する
友達であってもビジネスとしての料金は明確に設定しましょう。
最初は難しいと感じるかもしれません。
そんなときは、
「最初はこの値段で提供します。そして2回目から(他にも1ヶ月はキャンペーン期間だからなど、設定を明確にして)〇〇円となります。」
など、うやむやにせず伝えましょう。
友達にもその価値を理解してもらうことが大切です。
それで来てくれなくなる人は、そういう人だと潔く諦めましょう♪
2 感謝の気持ちを伝える
友達がお客様として来てくれることに感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
「いつもありがとう♪」
「来てくれて嬉しい」
とその感謝を伝えることが、友達関係を保ち、お客様として来ていただける秘訣です。
3 プロと友達の境界を保つ
ビジネスの場ではプロフェッショナルとしての姿勢を貫きつつ、プライベートでは友達としての関係を大切にしましょう。
友達は強い味方です。
そして、お客様として接すると、その人の本質が見えることもあり、ある意味良い人生経験になります。
しかし、いつまでも友達しかお客様がいないようでは、趣味の範囲を脱しているとは言えないですよね。
友達以外の、お客様が増えて初めて、経営者としてやっていける自信がつくのではないでしょうか。
技術はもちろん接客術を磨き、お客様とのほどよい距離感を作りましょう。
お客様との付き合い方、喜んでいただけるためのマインドがもっと知りたい方のための講座もご用意しています。